南大阪A3ロールコールのキー局と当局の電波伝搬

 
送信局 JH3BZS 受信局 甲山(西宮市)
    標高      350m                    
          標高 309m
    アンテナ高さ  10m                        
      アンテナ高さ   6m
    
相手局方位角 66.8度                          相手局方位角
 246.8度 
    見通し仰角 3.59°                             
見通し仰角  4.27°
     回折損失   0.97km 
  − 11.08dB   鍋蓋山
              5.49km  
 − 13.13dB   摩耶山東稜
              6.98km   
−  6.26dB   長峰山東稜(神戸市灘区)
             15.04km   
− 11.36dB   ゴロゴロ岳(芦屋市)
             15.45km    
−  8.21dB   ガベノ城東南稜
         合計          − 50.04dB
     自由空間伝搬損失  
   − 91.27dB   (50.55MHz)
          送信空中線利得       +
  6dB
     受信空中線利得       
    0dB
     送信電力             
 +44dBm     (25W)
    とすると
      受信電力は、         
  -91.31dBm(約6mV at 50Ω)
    となります。  小生の使用している FT−920ではこのレベルはSメータで 7〜8のレベルです。
     しかし、現実は甲山山頂より下の神呪寺の方が強力に送受信できます。
    シミュレーションに無いファクタがあるものと思われますので、今後更なる検討を行おうと思っています。
夏季と冬季で伝搬では、上記伝搬路では草木の繁茂状況の変化が考えられます。樹木による減衰は
UHF帯の移動通信の研究はなされていますが、50MHz帯の減衰についての文献は知りません。
参考として 回折に伴う電波伝搬の概要 を記載いたしました。