8エレメントのキュビカル・クワッドをあげてから13年になります。
VSWRの大きな変化は設置等時からありません。設置後、周辺の更地には家が建ち夜間のノイズも増えました。このアンテナを設置後、新宿区と鎌倉市に単身赴任をして残念ながら帰宅時にしか使っていないことが多くなり、折角のアンテナの進化を出せないまま2012年6月1日に撤去することにいたしました。
電気的性能の劣化はありませんでしたが、機械的な強度に不安を覚え撤去することにいたしました。
1. グラスファイバーの強度劣化 (写真1参照)
2. ブームの変形 (写真2 参照)
グラスファイバーを屋外で使用するときはフッ素コートすればよいと聞いていますが、製作時には近隣のホームセンターで入手できませんでした。
ブームは台風等の強風によるものと思います。ブームはマストを軸に揺すられていますので今の曲がり方向だけでなく、両側の曲げがある筈ですので、金属疲労で折損する可能性もあったと思われます。軽量化を主眼に製作しましたが、風応力を考慮しエレメント数に対応したさらに太いブームが必要であったかと思います。
写真1 13年使ったグラスファイバー製スプレッダー:グラス繊維だけに見えます(上)
補修用に新規購入したグラスファイバー:つやもありレジンがしっかり詰まっています (下)
写真2 上の細いのは補修用の新規購入したブラスファイバー
下のアルミが13年使用したブーム、真ん中の錆が付いたところにマストがありました。
よく見ると曲がっているのがわかると思います。強風時にはマストを軸に揺すられておりました。