20項のような事態になったのでやむを得ず、反射器の再調整を行いました。傾向としては反射器のスタブの長さの延長という結果になりました。方法としてはいつものように試験信号の発射地点に対し、アンテナをBackに向けて受信信号が最小になるようにスタブを調整しました。結果を下図に示します。FB比は7〜10dB改善できましたが、120度方向に今までにはあまり見られなかったローブが現れました。また、一難と言った気分です。
近接アンテナがある状態で調整したものからアンテナを取り外した結果、特性が悪化すると言う事は最適に調整されたアンテナの近傍にほかのアンテナを設置すると特性が劣化するということの現れかとも思います。