CQアンテナの構造

3.CQアンテナの構造 

 イメージが出来上がってきましたので、スプレッダなどの構造をどうするかが問題となります。基本的に特殊な部品は使わないことにしました。従って、クロスマウントは使用せず、2本のスプレッダをそれぞれUボルトでブームに直角に固定することにしました。スプレッダーは外径9φ、0.5t、長さ1000mmのグラスファイバー・ポール2本を12角、1.2tのアルミ角パイプに100mm挿入し、長さ15mmの3mmのねじ2本で固定しました。接続部から水が浸入しないように自己癒着テープを巻きつけ防水しました。グラスファイバー・ポールの先端部は自己癒着テープで外径を少し増やした後、デザインキャップと言う商標の内径10mmのシリコンキャップをかぶせ、風によるうなり音を防~するようにしました。スプレッダーの中心にはロケットから購入した32φ用のUボルトと台座のセット(SUS32U)を取付けるように、角パイプを加工しまた。32φのアルミ製のブームに固定しました。 スプレッダーの全長は230cmです。このスプレッダーはUボルトと台座のセットを含めて1本約200g、1エレメントで約400gです。

 スプレッダーのブーム部の構造

ガンマ・マッチの構造

 給電部のマッチング部はΓ(ガンマ)マッチとしました。コンデンサーは10D2Vの 芯線を12φ、1tの銅パイプに挿入し、スライディングして調整するようにしました。 ショートバーは手持ちの真ちゅう板を加工しました。同軸との接続部はプラスティック製の電工用露出ボックスを加工して作りました。エレメント部は6φの銅パイプに4φ の銅パイプを両端に挿入して、スライディングによるループ長を調節できるようにしま した。 ループの一辺を6φの銅パイプで作成したガンママッチとしました。給電用の同軸は電気工用の露出ボックス内に入れ、シリコンで隙間をシールしました。これを塩ビパイプでブームから吊り下げることにしました。この給電部はブームから吊り下げ用塩ビ水道パイプを合わせて約1.2kgです。

給電部の構造

  


最終修正日: 99/05/15