以前は２アマ以上でないと、アマチュアＴＶは免許がもらえませんでした。
その頃（１９７０年代後半）、千葉県のラリー通信機からアマチュア無線用に売り出されて
いたトランシーバがＶＴ－４３５Ｋです。当時は４３０ＭＨｚ帯もすいていたので可能だったと
思われますが、ＴＶ局１波でバンドを占有する格好になります。ＪＡＲＬでも432ＭＨｚ以上
はＡＴＶのために確保されていました。
主な規格
送信部
映像送信周波数 435.25ＭＨｚ
音声送信周波数 435.25±4.5ＭＨｚ（4.5ＭＨｚサブキャリア方式）
電波型式 Ａ９又はＡ５（音声ＦＭ信号ＯＦＦの）
送信電力 映像10Ｗ（ＰＥＰ）、音声 約１／４ 映像送信電力
原発振
48.3611ＭＨｚ ｘ ３ ｘ ３
終段 ２ＳＣ１３３８Ａ
映像変調 ２ＳＣ９４０
受信部
受信周波数
430～440ＭＨｚ（約4ＭＨｚ可変可能）
コンバータ利得 26ｄＢ以上
受信出力 ＶＨＦテレビチャンネル２ｃｈ（又は１、３ｃｈ）
質量 5.5ｋｇ
寸法 240（Ｗ） ｘ 125（Ｈ） ｘ 300（Ｄ） ｍｍ
電源 ＡＣ100Ｖ 送信時 約120Ｗ、受信時 約10Ｗ
ＤＣ13.8Ｖ 送信時 約３．５Ａ、受信時 約６０ｍＡ
価格 ￥１７９，０００（標準価格）
残留側波帯とするにはオプションのフィルタが必要で、当時はまだ高価だったビデオ
カメラも必要でした。
シリーズとしては、ＶＴ-435Ｋ（カラー映像+音声、ＡＣ電源付き）のほかに、廉価版の
ＶＴ-435ＫＶ（白黒用、映像のみ、ＡＣ電源なし；￥１２９，０００）がありました。
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